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経済成長なき幸福国家論

先日、藻谷浩介氏の講演を聞き、久しぶりに氏の本を読みたいと思い、

「デフレの正体」「里山資本主義」以降の比較的新しい著書を読みました。

「経済成長なき幸福国家論」です。平田オリザ氏との対談形式になっています。


この本で刺激的だったのは、演劇の役割としての重要性でした。


それは置いておくとして、

この本の中での藻谷氏の下記発言は日頃私も常日頃考えていることでした。


以下、抜粋です。


人間は食物連鎖の頂点にいる動物ですから、

ライオンなどと同じように、

食べ物がなければ飢え死にするしかない。

鹿ではないので、天敵に捕食されることで数が減って、

生き残った個体は食べ物が足りるようになる、

というようなことは期待できません。

ところが、誰か天才が、農業生産という方法に気づいてしまった。

これを始めたおかげで、天候がいい間はどんどん人口が増える。

その分、天候不順になると、

皆が静かに飢え死にを待つというようなことにはならなくなって、

貯めていた食物の奪い合いが始まりました。

これが戦争の期限です。

過剰に生まれてしまった人間自身が、人間の天敵として振る舞うようになったわけです。


しかるに20世紀になって化石燃料の利用が本格化すると、

人間は過去4億年分の太陽エネルギーの蓄積を一気に使えるようになりました。

それをテコに技術を磨き、今度はいま現在降り注いでいる太陽光や地熱だけで文明が維持できるように、工夫を凝らしつつある。

そうしたら、日本を先頭に、戦争でもないのに生まれる子供が減り始めた。

この傾向が続けば、地球の生態系の持続可能性は増します。

つまり21世紀の世界は、戦争をしなくても、他人を水面下に蹴落とさなくても、

皆が生きていける世界になる可能性が高いのです。


このように、

日本が人口減少していることを好機と捉えるべきなのです。


現在の文明はテクノロジーの時代ではなく、

単に化石燃料を大量に使用できる時代でしかない。

何れ枯渇することは間違いなく、

それに備えてスローダウンした社会を構築する必要がある。


新たなテクノロジーが発明、発見されるという期待を持っている方々も多いであろうが、

原発にしろ、核融合にしろ、その他にしろ全て同じなのです。

どう同じか?

いずれも得られるエネルギーは投入した以上のエネルギーを上回ることは無いという事実です。

両者も化石燃料があるからこそ成り立ってる発電方法でしかないということです。


それらに気づくことが上記引用の意味を理解する手助けになります。


弊社オルタナティブ無垢フローリングは上記のことを念頭に置いた持続可能性を可能にする取り組みです。

弊社は建築を編集することで持続可能性やSDGsを追求していきます。





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