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IMFの変貌


あのIMF(国際通貨基金)が価値あるリポートを出しました。

https://jp.reuters.com/article/imf-g20-inequality-idJPKBN1CH0IG ロイター

 各国へ向けて所得格差が問題となるなか、政府は税制や所得移転を通じて富の再配分を行うべきだという内容だ。あのグローバル化を推奨してきたIMFの発言とは思えない内容だ。グローバル化を進めることは、南北の所得格差を是正する一つの手段にはなり得た。その一方で、グローバル企業による各国の既存の会社や仕事が駆逐されて、バランスを崩してしまう効果もあった。先に上げた南北間の格差という唯一の正当性も意味をなさなくなったことをIMFは認めたことになる。市場を拡大し続けることで経済のパイを大きくし、多少の格差を容認させてきた訳でが、それがもう不可能になったことを意味している。グローバル化のもう一つの側面は国ごとに南北問題を生み出す要因にもなっていることだ。つまり、国内での貧富の拡大だ。この事実は結構以前から言われてきたことだが、今頃になってしゃあしゃあとIMFが言い始めた。

 中間層を厚くする方針をとるべきだという提言だ。IMFの優れているところは間違いを素直に認めた点だ。一方でどこかの国の財務省はその非を認めない。その国は、IMFに多くの権限を持っている。なぜなら、かなりの額を拠出しているからだ。IMFにその国の財務省から出向している人材もいるであろう。国に戻ったらしっかりとこのリポートを実行してもらうように尽力すべきだ。


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