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経済成長について


経済成長について今一度再考してみたいと思います。

https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12329022701.html 新世紀のビックブラザー

 三橋氏は現在経済について語る方々の中において、最も的確な指摘と理論は大変参考になり、いつも学ばせて頂いている方の一人です。

 上記のブログは移民を受け入れるより、投資を行うことで生産性を向上させて需要を喚起し経済成長することが正しい方法と説いています。

 概ね理論は正しいと思われますが、気になる点が多々見受けられます。その一つは、設備投資、公共投資、人材投資、技術投資の4つの投資を行うことで実質賃金が上昇し需要が拡大するという点です。確かにこの一連の流れで需要が向上することで経済成長すると思われますが、果たしてそれがずっと継続するかということです。ここで少し分析してみます。賃金が上昇することで、多くの方々は消費をするはずです。その時今まで100円ショップで買っていた物を別の高い物を買う動機になるかどうかです。高いところで高い物を買う方もいれば、そのまま100円ショップで買う方もいることと思われます。ここで考えらえることは、高い物を買った方は買った物を古くなったから捨てて高い物をまた買うのかどうかということだ。使い捨て社会の典型例だ。この行為が今後受け入れる社会がくるであろうか。おそらく倫理的な面や地球の資源上の制約からならないはずだ。考えるべきは需要増大することが永続的に続きえないということだ。三橋氏の語るような劇的な処方箋にはならない可能性が高いということだ。経済成長は地球上の資源を無限大とする架空の理論でしかない。経済という狭い範囲で語ると本質を見誤る典型と言える。

 また、100円ショップなど生産物の多くは海外で生産され輸入されていることは周知の事実だが、賃金が上昇したことで高い物を買うとその海外からの安価な物を買う量が減る。すると生産品自体の多くは日本国内で賄うことが可能になる。形としては理想的だ。しかし、よく考えなければいけないことは、日本は様々な資源を海外から仕入れているということだ。海外から仕入れるということは外貨が必要になる。外貨を手に入れるには輸出が必要だ。日本の生産力が向上することは円高になることでもある。円高になった日本の物を購入できる他国は限定的になる。その高い物を購入するためにある程度の経済力が必要になる。その需要能力をどうやって身に着けることができるのだろうか。そして、一番の問題はエネルギー資源を安定的に海外から仕入れることができるかということだ。自国のことだけを考えている国に、継続的に資源を譲ってくれるのであろうか。ある程度の国際協調が必要なのではないだろうか。そのために、軍事力を増大させて現在の2大覇権国と言われる彼の国々のように武力にものを言わせて資源を搾取するのであろうか。日本の取るべき道はそうではないだろう。


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