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内閣府のGDP速報


 先日、内閣府が7月から9月期のGDP速報値を発表があり、年率換算で1.4%の成長が見込まれるという毎度お決まりの誤報がありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23495020V11C17A1MM0000/ 日本経済新聞

 内閣府のホームページを確認すると、四半期GDP成長率で「名目値0.6%」「実質値0.3%」となっている。ここで注目すべきところは、名目値が実質値を上回っている点だ。現在主流の経済学では常に経済成長し続けることが至上命題になっている。デフレ下の日本では物価が下落しているため相対的に実質GDPがプラスに働き、見かけ上経済成長しているように見える統計が続いていたが、今回はその実質より名目が上回っているため、ホントに経済成長しているように見えてしまう。しかし、よくよく見ると違うのだ。

 それは、輸入が1.6%も下がっているためだ。どういうことかと言うと、下記の式をご覧頂きたい。GDPの定義である。

 GDP(経済成長)=民間需要+政府支出+貿易収支(輸出ー輸入)

 この式をご覧いただくと分かるように、貿易収支の輸入量が減ることでGDPがプラスに働いてしまう。つまり不景気なためにかえって輸入量が減ったのである。これがホントに経済成長したと言えるのでしょうか。


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