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揺らぐ銀行ビジネスモデル
日経新聞に銀行のビジネスモデルである融資業務が危機に瀕しているとの報道が出ている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26953920V10C18A2MM8000/ 日本経済新聞
貸し出す際に適用する金利ゼロ%代の占める割合が62%に達しているとのことだ。昨今メガバンクの人員整理報道はこれらの影響が濃厚だ。しかも仮想通貨の目覚ましい台頭により、銀行自体でもフィンテックの導入が着々と進行している。益々、人員整理が進むことだろう。貸し出し金利の低迷はマクロな視点で見れば、資本主義が死亡しつつあることを意味します。銀行から借金した企業は借りた以上のお金を市場からかき集めて銀行に返済する必要があります。これは常に市場が拡大していなければ成り立たないシステムなのです。みんな大好き経済成長することが前提とするシステムです。しかし、その経済成長がここ20年ほぼ横ばい状態です。銀行が苦しむのも当然と言えます。今後もある程度の経済成長することはおそらく可能です。しかし、未来永劫、経済成長することができないことははっきりしています。経済成長モデルにしがみついていては、問題解決になりません。そろそろ脱資本主義へ舵を切るべき時なのです。
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