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「ウーバーの不都合な真実」という拙速さ
最終更新: 2019年12月29日
別にウーバーを擁護するつもりはないが、少し拙速と思われる記事が出ていたので、別の見方があることを示しておきたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191204-00031067-forbes-bus_all&p=1
フォーブスジャパン
ウーバーなどの配車アプリにより車の利用拡大が発生し、大気汚染や気候変動が拡大したとの環境団体の意見を載せている。また、自家用車やタクシーの利用からではなく、公共交通機関からの利用が促進されたことが原因ではないかとも記載されている。
確かに現状の自家用車やタクシーにプラスして普段使用されていなかった車が配車アプリにより動き出せば化石燃料の使用量は増えるだろう。
しかし、今後配車アプリが普及することで車を所有する人口が減れば長期的にはエネルギー消費量は減ることは可能性は高い。
それまでの変動程度といったところと思われる。
加えて、公共交通機関が低エネルギーであるという思い込みが世の中には蔓延していることも問題である。
公共交通機関の代表である電車は果たして本当に低エネルギーなのであろうか。
おそらく日々稼働させるためのエネルギーは車に比べ小さい可能性が高い。
しかし、考えなければいけないのは、ランニングに用するエネルギーだけではなく、
それらを稼働させるインフラを整えるために使用したエネルギーも考えにいれなければいけない。
それらを含めた上で自動車と電車のどちらが低エネルギーなのかということを考える必要がある。
例えるならば、A地点からB地点まで移動するために徒歩と自転車どちらが低エネルギーかを考えれば良い。
もう少し加えるならば、配車アプリを稼働させるために使用されている巨大サーバーや電波基地局など大量の電力が使用されている。
電力を確保させるために大量の石油や石炭に使用され、送電中にも放電する。
それらロスするエネルギーを含めガソリン車やディーゼル車を電気自動車に代える必要があるのかどうかも怪しいと思わざるを得ない。
どちらが本質的に低エネルギーであるかはもう少し様子を見てみないと結論はでないものと思われます。
利便性を追求することは、問題の先送りの場合が多い。
改善策と思っていることが実は別の問題を生み出しているということだ。
利便性ではなく持続性が今後最も求められる概念である。
弊社オルタナティブ無垢フローリングは持続性をテーマとした
SDGs時代のフローリングです。

弊社は「建築を編集する」設計事務所として持続可能性を追求していきます。



